【コーヒー・紅茶】の【カフェイン】は【水分補給】にならないはウソ?
カフェイン入りのコーヒーや紅茶は水分補給にならないのか?
コーヒーや紅茶、または緑茶など。
カフェイン入りの飲み物を日常的に飲んでいる人にとって朗報でございます!
カフェインをとる=利尿作用がある(オシッコが出そうになる)
これは間違ってるんだって!
カフェイン入りの飲み物とカフェイン量
カフェイン入りの飲み物っていっぱいあります。
そして毎日飲んでる人がほとんど。
カフェインって中毒性あるから。
じゃあどんな飲み物に入ってるのかな?
そしてそのカフェイン量は?
- コーヒー(90mg)
- エナジードリンクMonster ZERO(60mg)
- 紅茶(45mg)
- 緑茶(30mg)
- コカ・コーラ(15mg)
コーヒー一杯を150mlとして考えてます。
150mlあたりのカフェイン量です。
もちろん濃さにもよります。
それぞれ次の濃さで計算してます。
コーヒー
コーヒー豆10gのドリップ式で150ml
一般的な濃さです。
エスプレッソだったりアメリカンだったりするともちろん濃さが違うのでカフェイン量も変わってきます。
エナジードリンクMonster ZERO
MONSTER ENERGY Absolutely ZERO
モンスターの青です。
ゼロカロリー、ゼロシュガー(無糖)のエナジードリンク。
たまたま手元にあったので成分表を参考にしてます。
紅茶
茶葉5gで淹れた時の濃さ。
コーヒー豆10gなんだから茶葉も10gじゃなきゃおかしい!
って思う人いると思うんだけど、
お茶淹れたことないだろ!?w
緑茶
緑茶といっても種類によってぜんぜん違ってくるんですが今回は一般的な煎茶で計算しています。
コーラ
コカ・コーラです。
成分表から。
カフェイン入り飲料でも水分補給になる
水分補給の専門家であるAnn Grandjean先生へのインタビュー
カフェイン入りのコーヒー、紅茶、清涼飲料水を毎日数杯飲んでいる人に朗報です。このほど米国医学研究所(Institute of Medicine:IOM)は、カフェイン含有飲料も、1日に必要な水分量の補給に有用であると結論づけました。しかし、一般的にはカフェイン含有飲料で必要な水分量を補うことはできないという説が広まっているため、この事実をそのまま信用することは難しいという方も多いかもしれません。
つまり、カフェインが入っていても水分補給になるということ。
今までってカフェイン入りは水分補給にならないうえに、
利尿作用があるって言われてたけど最新の研究で違うことが分かってきたみたい。
健康者において、カフェイン含有飲料摂取後24時間の尿量は他の飲料摂取後と比較して増えていないこと、カフェイン含有飲料はノンカフェイン飲料と同様に、1日の水分摂取の必要量に有用であることを示す十分なエビデンスがあると判断しました。つまり、カフェイン含有飲料は水分補給に有用でないという一般的な認識が崩れ去ったのです。
カフェイン入りを飲む人
ノンカフェインを飲む人
おしっこの量を比較しても変わらない。
ということは?
カフェイン=利尿作用があって水分補給にならない
これは間違いだったってことだね。
ふだんカフェイン摂取してない人でも同じなのか
普段からカフェインを摂取してる人はカフェイン中毒です。
地球上にいる人がほぼカフェイン中毒だから別に普通のことなんですけどね。
ご存じの通り、私たちの体は、3~5日間カフェインを定期的に摂取すると、カフェイン耐性を獲得します。この耐性により、カフェインがもたらす微弱な利尿作用は低減されてしまいます。
つまりこういうことか。
普段から全くカフェインをとらない人には多少は利尿作用がある。
だけど、普段からコーヒーやお茶を飲んでいる人にとっては、
カフェインによる微弱な利尿作用はほぼ無いってことだね。
でも、こうも書かれている。↓
カフェインを一度に大量摂取させ、摂取後短時間で尿を採取した多くの試験において、尿排泄量が増加したとの結論が出されています。しかし、通常の摂取量よりも多くのカフェインを急激に摂取すると、短時間で尿排泄が刺激されることが知られています。
ということは、
カフェイン=利尿作用があって水分補給にならない
っていうのは間違いではない。
でも利尿作用はある。と。
だけど、水分補給にはなる。と。
そしておもしろいことに、タバコを吸う人(喫煙者)よりもタバコを吸わない人(非喫煙者)の方が1.7倍カフェインが体に残ります。
これが良いか悪いかは人によると思いますが、
『だったらタバコ吸った方がいいね!』
に、ならないことは分かりますよね?
今までの常識を覆し、新たな常識を浸透させる
研究によって、長年信じられてきた学説を覆し、人々に「受け入れられる」基準となるには時間がかかります。だからこそ、このように長年信じられてきた説を反証する科学的な結果を人々が理解できるように手助けすることが大切なのです。
実際に研究の結果、今までの常識が間違っていて、
その逆のことが新しい常識ですよ。ってこともあるよね。
けど、その新たな常識が一般市民に浸透するまでには相当な時間がかかります。
それはカフェインに対する常識だけじゃないはず。
- 健康の常識
- 運動の常識
- お金の常識
- 社会の常識
- 自分の常識
色んな常識があるけれど、時代は常に流れているもの。
色んなモノがでてきて、文明は進化していきます。
AndroidやiOSもアップデートするよね?
常識はアップデートしていこう!
“カフェインの脱水作用”。その真偽について。水分補給の専門家であるAnn Grandjean先生 へのインタビュー: The Coca-Cola Company
引用文はこちらの記事から